ご挨拶
静岡県自閉症協会
会長 碓井宏政

当会は、昭和44年に自閉症児者の治療、教育、訓練、並びに一般の皆様に理解をいただく啓発活動と、幅広い運動を行うことを目的に設立されました。
現在の事業としましては、
・野外集団訓練 ・療育訓練
・保護者指導者訓練 ・療育指導者実技訓練
など年間を通して行っております。
各地区では、会員レベルの向上と、関係者の理解を得ると共に、自閉症児者の環境改善を図るために、行政担当者や学校の先生、保育士、保健師・施設指導員などの関係する専門家の方々に参加をいただき研修会や親たちのための療育相談会を実施しております。
現在の会員数は約500名(正会員400名・賛助会員100名)で、11地区(賀茂・伊豆・御殿場・三島・沼津・富士・富士宮・清水・静岡・志太榛原・西部)に分かれ活動を展開しております。
会を設立して40年を経過する中、関係者や会員の皆様の長年の努力により徐々にに変化が現れてきました。
その一つが、自閉症・発達障害児者を取り巻く環境改善をする上で、大きな基盤となる「発達障害者支援法」の制定であります。この法律は平成17年4月に施行され、この障害の諸課題の改善・整備に大きな基盤となっております。この法律の内容は、理念のみとなっておりますが、早急な法の整備が望まれます。
また、平成17年に「静岡県こども家庭相談センター」(静岡県発達障害者支援センター)が設立されたことであります。ここでは、医療、就学・就労・相談などの医師・専門職員を置き、多くの自閉症・発達障害児者のための支援が行われております。現在は、静岡市や浜松市の政令都市にも設置されており、地域の療育支援の拠点となっております。
今後は、地域にある社会的資源を活用し、つまり、地域にある療育支援センターや生活支援センターなどに専門的な人材の配置や知識の習得をしていただき、身近なところで治療や療育の相談が出来る地域療育支援体制を確立していかなければならないと思っております。
自閉症・発達障害児者を取り巻く環境は、長い改善・整備されてきておらず、課題が山積している現況にあります。多くの課題に取り組むためには、会としての基盤強化が大切であり、会員の拡大運動を行っております。自閉症児者及びそれに関連する発達障害で悩んでいる保護者・本人、そして関係する専門化・支援者の皆様の加入をお願いし、共に力を合わせて活動していくことをお願致します。