ご挨拶
(社)日本自閉症協会静岡県支部
支部長 碓井宏政

当会は、昭和44年に自閉症児者についての治療、教育、訓練、養
護および一般のみなさま方にご理解をいただくことを含めて、幅広い運動を行うことを目的に設立されました。
現在の事業としては
・地域集団生活訓練支援
・自立生活訓練
・保護者・指導者訓練
・療育相談
などを年間を通して行っております。
各地区では、会員のレベル向上と、関係者の理解を得ると共に、自閉症児者が育ち、学び、
働き生活するための環境改善を図るために、行政担当者や学校の先生、保育士・保健士、施
設指導員など関係する専門家の方に参加をいただき、研修会を実施いたしております。
現在、静岡県内の会員数は約400名となり、10(伊豆、御殿場、三島、沼津、富士、
富士宮、清水、静岡、藤枝、浜松)の地区に分かれ活動を展開しております。
会を設立して30年余が経過する中、関係者のみなさまや会員の努力が積み重ねされてき
ましたが、ここにきて大きな変化があらわれてきています。
その一つが、自閉症・発達障害支援センターの設立であります。これは、医療・就学・就
労・相談などを行う専門職員をおき、自閉症児・者や発達障害児・者の支援をしていこうと
するものです。すでに、全国20箇所に設立されておりますが、当県では平成17年度には
設立をしたいと考え、関係者の理解を得ると共に、実現に努力しております。
もう一つは、「発達障害支援法」を実現させるための動きができたことです。
自閉症を含めた発達障害は、障害が早期に発見され、医療、教育、福祉などの適切な支援
体制を整え適切な療育がなされることで、よりよく成長し、また各種の環境が整えらること
で、自立した生活を実現させることができます。
しかし、現在のわが国の福祉施策は、知的障害者に対する施策の中で行われているため、
適切な支援を受けることができない人や、必要な施策が整備されていないことが多くあげら
れます。このような中で「発達障害支援法」を実現させようとの取り組みが行われており、
超党派の議員団が結成され努力が続いています。この法律の成立は、発達障害児者をとりま
く環境を改善する上で、その大きな基盤となるものであり、会員一同実現に向けて期待をし
努力をしているところです。
これらの活動を進めていくためにも、会としての基盤強化が大切であり、会員の拡大運動
を行っています。自閉症児者および関連する発達障害で悩んでいる保護者・本人、関係する
専門家・支援者のみなさまの加入をお願いし、共に力をあわせて活動していくことをお願い
いたします。