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世界自閉症啓発デー2018 講演会とシンポジウム
世界自閉症啓発デーの取り組みとして3月18日(日)に浜松で、25日(日)に静岡で、31日(土)に沼津で講演会とシンポジウムを行いました。5人の講師の先生に加え、シンポジストとして3つの会場でそれぞれ支援センター、施設、保護者の方にもご協力をいただき、「自閉症スペクトラムの特性を持つ人の幸せ」についての意見交換も行いました。
■ 講師
安倍陽子先生(横浜市東部地域療育センター 臨床心理士)
講演1 「自閉症スペクトラムの理解と支援」
講演2 「幼児期・学齢期の支援」

門眞一郎先生(児童精神科医)
講演1 「知的に高い人の支援」
講演2 「コミュニケーションの課題と支援」

木村重之先生(横浜やまびこの里 東やまたレジデンス 副施設長)
講演1 「成人期における施設の利用と支援」
講演2 「生きる力を育てる」

日詰正文先生(厚生労働省・発達障害対策専門官)
講演1 「働く力を伸ばす、持てる力を生かす」
講演2 「学齢期から成人期の制度と先進事例」

松尾浩久先生(特定非営利活動法人HEROES 理事長)
講演1 「成人期における就労支援と施設利用」
講演2 「行動障害の伴う人の支援」

■ シンポジスト(保護者以外)
内山敏先生 浜松市発達相談支援センター 所長

稲葉俊彦先生 静岡市発達障碍者支援センター 主任支援員

小野美和先生 静岡県の発達障害者支援コーディネーター
(社会福祉法人富岳会 障害児者サポートセンターふがく所長)

榛地裕子先生 ワークセンターあさがお 施設長

鎌野洋朗先生 社会福祉法人ふじの郷 さつき学園 生活支援員副主任

■ シンポジウム司会
津田明雄 静岡県自閉症協会会長

■ シンポジウム「自閉症スペクトラムの特性を持つ人の幸せ」
<意見交換の概要>
浜松、静岡、沼津で行った3回のシンポジウムは、毎回シンポジストが変わり、話のポイントにも違いがありましたが、次のようなテーマについて話し合われ、自閉症スペクトラムの特性を持つ人の、幼児期から成人期までの様々な課題が出されました。
〇早期発見・早期療育
関連し、医療機関の状況や市町の健診対応
〇教育、福祉、療育、医療などの継続した連携
〇災害時の対応については、福祉避難所を増やすだけでなく工夫が必要なこと
〇就労、親亡きあと、グループホームや休日支援など
また、保護者からは、それぞれ情報や支援が不足する中で、さまざまな工夫を積み重ねて、子どもさんの幸せを願い様々な取り組みをして乗り越えてきた事例や今後の課題などをお話いただきました。
「自閉症スペクトラムの特性を持つ人の幸せ」については、結論のようなものをまとめられる話ではありませんが、
〇自閉症スペクトラムの理解啓発が必要なこと
〇当事者一人ひとりに応じた理解と支援が必要なこと
〇制度面でも改善の取り組みが必要なこと
などについて話合われました。
※ ご参考
講演会とシンポジウムの案内(終了)